学自研 第25回氷雪路セーフティドライビングコンテスト (オートテスト)

スタート
1月10日(日)に新千歳モーターランド・ダートトライアルコースで行われた学自研(学生自動車研究会)主催の第25回氷雪路セーフティドライビングコンテストの開催に協力してきました。

学自研とは公益社団法人自動車技術会の組織で、学生自動車研究会の略です。学生ならではの自由な発想を大切にした様々な活動を展開すると共に海外の学生や若い技術者との新しい交流の輪を広げるといった活動を行っています。
本大会は雪氷路上での進む、曲がる、止まるといった基本動作の限界点を知る事により、一般道を走る際の安全運転技術の向上を目指して行われました。
360ターン
また、今年はオートテストとしてJAF公認クローズド競技として行いました。この為、参加者は無事完走出来ればB級ライセンス取得資格が得られました。
コースはオフィシャルの合図でスタート!まずはスラローム。次に前輪2輪のみパイロンとパイロンの間を通過する線跨ぎ、そこからバックで車庫入れ。さらにクランクを抜け再度スラロ−ム、最後に360°旋回を行ってフィニッシュと盛り沢山な設定でした。
雪氷路上で車を早く、正確に動かすにはどうすれば良いかを皆さんに考えながら行っていただきました。特に線跨ぎからバックでの車庫入れは難しく感じる方が多かったようです。実際の路上でも同じですが、焦らず落ち着いて判断する事がまず第一です。
午前中にFFで全員が走行し、午後からは同じ車ながら4WDで走行。駆動方式による差も体感していただきました。

360ターン
また、走行するだけでなく、4WDでの走行前に講義を開催。講師はなんとプロドライバーの奴田原文雄選手(ADVAN-PIAAラリーチーム)です!
なぜ冬道は滑るのか?タイヤと路面の摩擦といった基本から、冬道の運転の仕方はどうすることが重要か。タイヤの性能を使い切る走り方は...など、冬道を安全に走るコツを教えていただきました。また、質疑応答ではダート路面と雪上だとどちらが難しいですか?など、多くの質問に答えていました。
さらに午後の4WDでの走行終了後には、講師の奴田原選手の運転でラリー北海道のゼロカーでのデモランに参加者が抽選で同乗走行を行いました。プロのドライブを目の当たりに出来るなかなか無い機会となりました。
また、今年より一般の部を設けましたので、学生じゃないけど技術会に入会されている方も参加できまるようになりました。是非、来年以降は技術会の一般会員の方々もご参加下さい。
FF入賞者 4WD入賞者 総合入賞者
FF入賞者4WD入賞者総合入賞者
車庫入れ 講義の様子 デモラン
車庫入れ講義の様子デモラン同乗走行
一般の部 コース図
一般の部入賞者 当日のコース図