モータースポーツへの誘い_その2(選手編)

それでは実際にモータースポーツに参加しようと思った時に何が必要か簡単に記載致しました。以下は北海道の場合ですが、参考にして下さい。

・選手編(ラリー・ジムカーナ・ダートトライアルの場合)

1、参加カテゴリー
まずはライセンスも不要なクローズドクラスで一度参加してみるのが良いと思います。地方選手権の場合は大抵クローズドクラスが併設されています(ラリーは公道を使用する為クローズドクラスはほとんどありません。特にSSラリーは当クラブの「ブリザードラリー」と「ノースアタックラリー」、EZOさんの「エンドレスラリー」などごくわずかです。ラリーの流れがすべて見れますし、タイムコントロールに入る手順なども解りますので、初めてラリーに参加する方にはうってつけのラリーと言えます)。このクローズドクラスはビギナー向けのお試し的なクラスです。

2、参加までの流れ
まず、どういった大会がいつあるのかを調べる。北海道の場合はJMRC北海道のHPが判りやすいと思います。ここで自分が出場する大会を決めます。「エントリー費」や「参加申し込み期間」などは各大会の「特別規則書」に記載されています。大会の事務局の連絡先もここに記載されますので質問などはそちらにされるのが良いと思います。「AG.MSC北海道」と「チーム.チボー」のイベントに関してはtel:011-864-2003またはmail:info@homei-gr.comにご連絡下さい。

次に参加に必要な物を用意します。この内容については次の章で説明致します。
これはラリーのみですが、ラリーは2人(ドライバーとコ・ドライバー)で参加します。ですからコンビを組む相手を捜す事も重要です。(こういう時はクラブに入っていると便利ですね。)

用意ができたら参加申込書を申し込み期間内に送付します。道内の場合ですと参加申込書と参加費を一緒に現金書留で送る場合が多いですが、大抵の場合、参加費は銀行振込でも送付できます。参加申込書はサイン・捺印する欄がありますのでメールなどではなく、記入した本紙を送付する必要があり場合が多いです。

申し込みが完了したら参加受理を確認します。道内の場合ですと参加受理票が送られてくる事はあまりなく、エントリーリストの発表をもって参加が受理されたかどうかを確認します。エントリーリストの発表は大会1〜2日前の事が多いので結構ギリギリです。
ここまできたら、あとは当日遅刻しないように会場に向かう事です。現地で判らない事があれば、恥ずかしがらずにスタッフの方や周りの選手達に聞きましょう!これ、重要です!

3、参加に必要な物
1.車両

(ジムカーナの場合)
クローズドクラスの場合、車検が通る車両であれば特別な装備が無くても参加できる事がほとんどです。タイヤも普段履いているタイヤで大丈夫です。

(ダートトライアルの場合)
ダートトライアルは未舗装路を走りますので、エンジンの下に付けるアンダーガードなど車体を保護する物が無いと車両を壊す場合がありますので、ノーマル車で出場する場合は大会事務局とよく相談して下さい。また、ロールバーや消火器に関しても相談して下さい。

(ラリーの場合:クローズド)
道内でクローズドクラスが設定されている場合、車両的には車検が通る車両であれば特別な装備が無くても参加できる事がほとんどです。タイヤも通常のスタッドレスで大丈夫です。ただし、三角停止板、非常用信号灯(車に付いている発煙筒で大丈夫です。)、赤色灯(赤く光る懐中電灯で大丈夫です。)、牽引用ロープとSOS/OKマークが1枚必要になります。SOS/OKマークは会場でも購入できます(1枚300円)。また、簡単な救急箱も用意して下さい。

(ラリーの場合:クローズド以外)
道内の場合、JMRC北海道ラリーシリーズ共通規定にしたがう事になります。まず、グラベル(未舗装)の場合はダートトライアル同様エンジンアンダーガードなどが必要になります。ターマックの場合は不要です。
ターマック(舗装)/グラベル(未舗装)に関わらず、消火器(薬剤2.0kg以上)・ロールバーが必要となります。それと、距離を正確に測れるものが必要となります。これはコマ図をみて走る為です。10m単位で距離を測れるものがあると便利です。昔は必ずラリコンと呼ばれるラリー専用のコンピューターをダッシュボードに搭載していましたが、今の道内戦はすべてSSラリーなので、ラリコンでなくても大丈夫です。ウル○ラさんのスピードモ○ターとかでもなんとかなります。あとはクローズドの場合同様に三角停止板などですね。詳しくは大会事務局にお問合せください。


2,装備品

1、ヘルメット:どの競技でもヘルメットは必ず必要です。大会主催者の中にはレンタルできる物を持っている場合もありますので、無い方は大会事務局にお問合せください。ただ、自分の頭を守るものですから、これはいずれちゃんとしたものを用意しましょう。

2、レーシンググローブ:上位クラスに行くと公認のグローブが必要だったりしますが、クローズドやジュニア戦では指の出ないグローブであれば参加できます。

3、レーシングスーツ:上位クラスでは着用が必要となりますが、まずはつなぎでも大丈夫です。長袖・長ズボンでもよいのですが、上下繋がっている物が安全上オススメです。また、できれば化学繊維ではなく綿製または綿の割合が多い物が理想です。これは、いざ火災となった場合や高温部分に触れた場合、化学繊維は溶けて皮膚にくっついてしまうからです。

4、その他
a、腕時計:大会はスケジュールにしたがって行われます。例えば当日の参加 受付時間に受付に来なくても、呼び出してくれたりはしません。この辺は自己管理です。ですから時間に対しては気を配りましょう。特にラリーの場合はタイムコントロールへの進入時間など正確性を求められるので、電波時計があるのが理想です。
b、アンダーウェア:レースの場合はFIA公認のアンダーウェアが必要となる場合が多いですが、ラリー・ジムカーナ・ダートトライアルの入門クラスでは普通の下着で大丈夫です。ただ、汗をかく事を考えて、着替えがあると便利かもしれませんね。
c、シューズ:通常使っている物で構いません。運転しやすい靴で参加して下さい。
d、テープ:ゼッケンを貼ったりエンジンルーム内のテーピングに必要です。
e、工具:簡単な工具一式とガムテープやタイラップ(インシュロック)なんかも持っているとべんりです。


以上。
質問などありましたらmail:info@homei-gr.comにご連絡下さい。

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