10月2日から4日にかけて開催されたAPRC第6戦「ラリーインドネシア」に審査委員として参加するために、我々2名は9月30日(水)に札幌を飛び立ちました。
経由便の関係もあり成田で1泊後、10月1日(木)の午前中の便でインドネシアに向けて飛び立ちました。
今回は、いろいろありまして「成田→バリ→ジャカルタ→マカッサル(ラリー開催地)」というルートを往復するという、国内便乗換盛りだくさんの経路となりました。
バリ到着後、ジャカルタ便への乗り換えは1時間半。ビザ発行窓口には長蛇の列。フライトの時間は刻々と迫る中、なんとか通過し次のフライトに無事搭乗。ちなみに窓口には全く焦る様子もなく、早速インドネシアの洗礼を受けてしまいました。(右はビザ発行窓口の混雑の様子)
さらに乗換を行い、マカッサルへは10月2日(金)夜中12時過ぎにようやく到着し、HQともなっているホテルに無事チェックイン完了しました。
そして朝になり、午前中はサービスパークの下見。
ホテルからも大変近く、歩いて5~6分のところにあるイベント会場に設置されており、我々も徒歩で向かいました。
敷地内のコンクリートスペースが割り当てられていましたが、日中気温が35~6℃まで上がるこの地域ではこのコンクリートが強敵で、照り返しによる気温上昇が半端でなく、一説には50℃を超えたのではというぐらいの猛烈な暑さに、我々のみならず訪れた全員が汗だくになっておりました(右はサービスパークの様子。右奥に見えるのがHQホテル)。
第1回の審査委員会を14時に行い、その後選手記者会見が行われる、新しく
出来たばかりの世界最大級の全屋内型遊園地に移動。
地元の有名なテレビ局が作ったというだけあって、なかなか立派なもので、小さいながらも観覧車やジェットコースターもあり、さらにクーラーも効いていることから地元の人にとってはいい憩いの場になるのではないでしょうか。ちなみに室内なので常に景色は夜みたいに暗いです(右は室内遊園地の観覧者と記者会見の様子)。
そして夕方からはセレモニアルスタートが、サービスパークと同じ敷地内に設置されたポディアムで開始。国内外合わせて20台と少々寂しいエントリー数でしたが、プロトンのS2000車両といった、将来の国際ラリーを彩るカテゴリーの車両の参加や、カラフルな車両もあり、華やかな雰囲気を醸し出していました(右はセレモニアルスタート会場)。
そして次の日から競技開始。
早朝よりサービスパークから約30㎞行ったスペシャルステージが設定されている地域に移動。
ちなみにここは非常にコンパクトなラリーで、2日間の全SSが同地域に全て設定されているという次第。
車両はピックアップトラックの4WDで、この日の4つのステージを回りましたが、観客にとっては非常
に見やすい開けたフラットな地域でした。
但しコースは軟らかめで、何といっても巻き上げるダストが物凄い!
途中、コース外から眺めたラリーカーの姿は写真の通りダストに半分隠れてしまうほど。
そして後半。今度は突然のスコールに見舞われ、コース状況は一変。
ゆっくりなスピードでもまっすぐ走れないほどのドロドロの状況。1日に2度楽しめた気分でした。
2日目は最終ステージだけ行きましたが晴天の中、やはり物凄いダストを巻き上げてみんな駆け抜けていきました。
そして、セレモニアルフィニッシュ。
ラリー北海道同様に大会役員がトロフィーの授与を行いますが、我らが田畑代表が総合入賞者に対し、トロフィーの授与(右写真内最前列左)。
大きなトラブルもなく無事に終わりました。
次の日にはまた、行きと同じルートで日本に戻り(こちらもいろいろありましたが)、何とか無事に帰り付きました。
いよいよ次はAPRC最終戦の「ラリーチャイナ」。早いもんでもう2009年シーズンが終わってしまいます。
2010年はもう目の前ですね。